住宅ローン借り換えシミュレーションの使い方(損益分岐点・諸費用の回収)

ツールを準備しています。下に使い方の説明があります。


住宅ローン借り換えシミュレーションの使い方(損益分岐点・諸費用の回収)

使い方

  1. 今のローンの借入残高・残りの返済期間・金利を入力
  2. 借り換え後の金利を入力(返済期間を変える場合はチェックを外して年数を指定)
  3. 諸費用を入力。事務手数料は「借入額の2.2%を入れる」ボタンで概算を入れられます
  4. 「得になるまで」「残債が元を下回るまで」の期間と、完済時の得が表示されます(損・得の時期は色の帯で確認できます)
  5. 簡易表では諸費用の払い方(ローン上乗せ/現金で払う)を切り替えながら、見積書が出る前でも「この範囲なら得」という当たりを付けられます

こんな方におすすめ

住宅ローンの借り換えを検討している方、銀行から提示された条件が本当に得なのか確かめたい方、顧客に借り換えの可否を説明する必要がある不動産・金融の実務者に向いています。

安全性について

入力した金額はすべて端末内(ブラウザ)で計算され、外部サーバーに送信されることはありません。借入残高や金利などの情報が外部に残ることはありません。

よくある質問

Q. 月々の返済が下がれば得ではないのですか?

A. 必ずしもそうではありません。借り換えには事務手数料・登記費用などの諸費用がかかるため、それを回収する前に完済・売却・繰上返済をしてしまうと総額では損になります。また返済期間を延ばして月々を下げた場合、月々は軽くなっても総支払額は増えます。このツールはその両方を区別して表示します。

Q. 「完済時の得」はどう計算していますか?

A. 「今のまま払う利息 − 借り換え後に払う利息 − 諸費用」です。毎月の軽減額を単純に積み上げた額ではありません。期間を延ばした場合、毎月の軽減額を積み上げると得に見えてしまいますが、総額では損をしていることがあるためです。

Q. 借り換えの目安として「金利差1%・残高1000万円・残期間10年」と聞きますが?

A. 長く使われている経験則ですが、諸費用は金融機関ごとに大きく違います(事務手数料が定額の銀行と、借入額の2.2%を取る銀行では数十万円変わります)。この目安に当てはまらなくても得になる場合、当てはまっても損になる場合の両方があるため、実際の諸費用を入れて「得になるまで」の期間で判断することをおすすめします。

Q. 諸費用をローンに上乗せできますか?

A. はい。「諸費用をローンに上乗せする」を選ぶと融資額に含めて計算します。このとき融資額が増えるため、借入額×料率で決まる融資事務手数料と、債権額×0.4%で決まる抵当権設定の登録免許税も増えます。増えた諸費用をまた上乗せすると融資額がさらに増える、という循環になるため、本ツールは矛盾しなくなるまで繰り返し計算しています。

Q. 諸費用をローンに上乗せすると、現金は出さずに済むので必ず得ですか?

A. いいえ。上乗せすると借り換えた直後の残債が元のローンより増えた状態から始まります。月々の返済は軽くなりますが、借金の額そのものはしばらく元より多いままです。その期間に売却や一括返済をすると、借り換えなかった方が有利だったことになります。本ツールは「残債が元のローンを下回るまで」の月数を表示します。試算例では、残高3,000万円に諸費用92万円を上乗せした場合、残債が元を下回るまで約7年かかりました。

Q. 「残債が元を下回るまで」と「得になるまで」はどう違いますか?

A. 「残債が元を下回るまで」は、新しいローンの残高が元のローンの残高を下回る月です。手元に残った現金を勘定しないぶん厳しい見方で、売却や一括返済を考えるときの目安になります。「得になるまで」は、その月に完済して手を引いた場合の総コスト(それまでに払った額+残債+最初に出した現金)で比べたもので、軽くなった月々の分も利益に数えます。経済的にはこちらが本当の分岐点ですが、軽くなった分を使ってしまっているなら残債の方が実感に近くなります。

Q. 今の返済額を入れると何が分かりますか?

A. 残債・残りの期間・今の金利から計算した「本来払うべき毎月返済額」と比べます。実際に払っている額の方が少ない場合、変動金利の5年ルール(返済額の見直しは5年ごと)と125%ルール(見直しても前回の1.25倍まで)によって返済額が据え置かれ、元金が予定どおり減っていない可能性があります。そのときは、今の返済額のうち利息がいくらか、元金にいくら回っているか、この額のまま続いた場合に期間の最後にいくら残る計算になるかを表示します。

Q. 返済額が据え置かれていると、借り換えの効果はどう見えますか?

A. 「毎月◯円軽くなる」という表示は、本来払うべき額と比べた差です。今は据え置かれた少ない額を払っているため、実際の通帳の動きでは差を感じにくく、場合によっては月々が増えて見えることもあります。それでも借り換える意味はあります。据え置きで減っていなかった元金が、きちんと減る形に戻るからです。手残りの計算は元金の減り方を含んでいるため、過大な試算にはなっていません。

Q. 「残債の推移」と「得の推移」は何が違いますか?

A. 残債の推移は借りている額そのものの比較で、2本の線が交差した時点から借り換えた方が借金が少なくなります。得の推移は、その時点で売却・完済した場合に借り換えた方がいくら得かを示し、線が0を上回った時点が「得になるまで」です。どちらのグラフもカーソルやタップで年ごとの数値が出るほか、「拡大」から大きな図と年ごとの数値表を開けます。

Q. 10万円単位で借りたい場合は?

A. 「切り捨て」「切り上げ」を選べます。切り捨てた端数は融資で賄えないので自己資金として表示されます。切り上げた場合は融資額が必要額を上回り、その差額は手元に残る旨を表示します。いずれの場合も、丸めた後の融資額で事務手数料と登録免許税を計算し直しています。

Q. 登記費用の内訳は入力できますか?

A. はい。既定では合計を1項目で入れますが、トグルを開くと抵当権抹消(不動産の個数×1,000円)と抵当権設定(債権額×0.4%、住宅用家屋証明書があれば0.1%)の登録免許税、およびそれぞれの司法書士報酬に分けて入力でき、司法書士報酬の小計が表示されます。抵当権設定の登録免許税は融資額から自動計算できます。

Q. 融資事務手数料の料率は変えられますか?

A. はい。既定は税込2.2%ですが、1.1%の銀行や定額型(数万円)の銀行もあるため、料率も定額も入力できます。

Q. 変動金利で借り換える場合も使えますか?

A. 入力した金利がそのまま続く前提で計算します。将来の金利変動は反映されないため、変動金利を選ぶ場合は金利が上がったケースも入力して比較してください。

Q. 住宅ローン控除への影響は考慮されますか?

A. このツールでは考慮していません。借り換えで借入期間が10年未満になると住宅ローン控除が受けられなくなるなど、控除の残存年数によって有利不利が変わります。控除の残りがある方は税理士や金融機関にご確認ください。

Q. 団体信用生命保険(団信)の違いは反映されますか?

A. 反映していません。がん保障付き団信などは金利が上乗せされる代わりに保障が手厚くなるため、金額だけでは比較できません。上乗せ後の金利を入力したうえで、保障内容は別途ご検討ください。

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