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住民票・戸籍・課税証明書の委任状の書き方(見本つき):家族に取りに行ってもらうとき

公開

書いた人:運営者(宅地建物取引士・上場不動産会社に10年勤務・現在はサラリーマン大家)

結論

家族以外に頼むなら委任状が必要。同じ世帯の人や、戸籍なら親子・夫婦は委任状なしで取れる。

委任状には「誰に・何を・何通」を書き、委任者が自分で署名する。

委任状がいる人・いらない人

住民票の写し

同じ世帯ならいらない

別世帯の家族・知人は委任状が必要

戸籍謄本・抄本

親子・夫婦ならいらない

兄弟姉妹・知人は委任状が必要

課税(所得)証明書

原則いる

同じ世帯の親族は不要とする自治体もある

住民票は住民基本台帳法、戸籍は戸籍法で、本人以外が請求できる範囲が決まっている。課税証明書などは自治体ごとに扱いが違う。

当日の流れ

  1. 本人が委任状を書く

    署名は本人の手書き

  2. 代理人が窓口へ

    委任状+代理人の本人確認書類

  3. 請求書を書いて受け取る

    手数料は代理人が払う

委任状の見本

委任状 令和8年10月10日 (宛先)渋谷区長 代理人 住所 東京都渋谷区神南1-1-1     氏名 山田 花子  生年月日 平成2年4月1日 私は、上記の者を代理人と定め、下記の事項を委任します。 記 1. 住民票の写し 1通(世帯全員・世帯主と続柄を記載) 2. 所得・課税証明書 1通(令和8年度) 使用目的:住宅ローンの申込み 委任者 住所 東京都世田谷区〇〇1-2-3     氏名 (本人が自署)   印     生年月日 昭和35年5月5日  電話 090-0000-0000
  • 何を・何通:証明書の名前と通数。住民票は「世帯全員か本人だけか」「世帯主・続柄や本籍を載せるか」まで書く
  • 年度:課税証明書は「令和8年度(令和7年中の所得)」のように年度を書く
  • 署名:委任者本人が手書きする。押印は自署があれば不要とする自治体が増えている

マイナンバー入りの住民票は代理人に渡らない

マイナンバー(個人番号)を載せた住民票は、代理人が請求しても窓口では渡さず、本人の住所へ郵送するのが一般的です。急ぐときはマイナンバーを載せない住民票にしましょう。

詳しい解説

証明書ごとの扱い

証明書委任状なしで請求できる人代理人が持っていくもの
住民票の写し本人・同じ世帯の人委任状・代理人の本人確認書類
戸籍謄本・抄本本人・配偶者・父母や祖父母・子や孫委任状・代理人の本人確認書類
戸籍の附票本人・配偶者・直系の親族など委任状・代理人の本人確認書類
印鑑登録証明書印鑑登録証(カード)を持っている人印鑑登録証(委任状は不要とする自治体が多い)
課税・非課税証明書本人(同じ世帯の親族を含める自治体もある)委任状・代理人の本人確認書類
固定資産評価証明書所有者本人など委任状・代理人の本人確認書類

どの証明書も、細かな扱いは自治体ごとに違います。所定の委任状の様式を公開している自治体も多いので、行く前に役所のホームページで確かめると確実です。 様式がない自治体でも、上の見本の項目がそろっていれば、自分で作った委任状で受け付けてもらえるのが一般的です。

代理人の本人確認書類

運転免許証・マイナンバーカード・パスポートなど顔写真つきのものなら1点、健康保険証など顔写真のないものは2点を求められるのが一般的です。 委任状に書いた代理人の住所・氏名と、本人確認書類の記載が一致している必要があります。

委任状を使わずに済む方法

  • コンビニ交付:マイナンバーカードがあれば、本人がコンビニのマルチコピー機で住民票・印鑑証明・課税証明などを取れる自治体が多い
  • 郵送請求:本人が請求書・本人確認書類の写し・手数料(定額小為替など)を送れば、本人の住所に届く

不動産の取引でよく使う場面

住宅ローンの申込みでは、住民票(世帯全員)と課税証明書(所得証明書)を求められることがよくあります。 固定資産税の精算や登記では、固定資産評価証明書が必要です。決済の前に家族へ頼むときは、委任状に年度と通数をはっきり書いておくと、窓口で取り直しになりません。

よくある質問

Q. 委任状は手書きでないといけませんか?

A. パソコンで作って印刷したものでも受け付ける自治体が多いですが、委任者の氏名は本人の自署を求められるのが一般的です。代筆の委任状は受け付けない、または代筆した人と理由の記入を求める自治体があります。

Q. 委任状に有効期限はありますか?

A. 法律で決まった期限はありませんが、作成日から1〜3か月以内のものを求める自治体があります。使う直前に日付を入れて作るのが安全です。

Q. 本籍地が遠い場合、近くの役所で戸籍を取ってもらえますか?

A. 2024年3月から、本籍地以外の市区町村の窓口でも戸籍謄本を取れるようになりました(広域交付)。ただし請求できるのは本人・配偶者・父母や子などが窓口に来た場合だけで、代理人や郵送では使えません。代理人に頼むときは、本籍地の役所に委任状を出して請求します。

Q. 同じ世帯の家族なら、何もいりませんか?

A. 住民票は同じ世帯の人なら委任状なしで請求できますが、請求する人の本人確認書類は必要です。課税証明書などは扱いが違うことがあるので、念のため委任状を用意すると安心です。
証明書を選んで通数・年度を入れるだけで、上の見本のような委任状をA4で作れます。委任者の署名欄は手書き用の線になります。
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税務署の納税証明書は納税証明書の委任状、郵便物の受取は郵便物を代理で受け取る委任状へ。

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